「我が社は地域No.1のシェアを誇ります」
「創業50年の安定企業です」
会社説明会で、自社の凄さをアピールする社長。
しかし、学生や求職者の反応がいまいち悪い。
そんな経験はありませんか?
それは、社長が思う良い会社と、働く人が思う良い会社の定義がズレているからです。
売上が高くても、社員が次々と辞めていく会社は良い会社でしょうか?
逆に、給料はそこそこでも、社員が毎日笑顔で働き、定年まで勤め上げる会社はどうでしょうか?
本記事では、、究極の「良い会社」の条件についてお話しします。 御社が「良い会社」かどうか、たった一つの質問で診断できます。
これが答えのすべてです。
社長、胸に手を当てて考えてみてください。
「あなたは、自分の大切な娘や息子を、手放しで自社に入社させたいですか?」
もし、「いや、うちは激務だから…」「将来性が不安だから…」「人間関係がドロドロしているから…」と躊躇してしまうなら、残念ながら御社はまだ良い会社ではありません。
「自分の子供には苦労させたくない」と思うような環境で、他人の大切な子供(社員)を働かせている。
この矛盾がある限り、どれだけ立派な経営理念を掲げても、人は定着しません。
逆に、「ぜひ入ってほしい! ここなら成長できるし、仲間も最高だ」と即答できるなら、求人票に何も書かなくても、その自信と熱気が人を惹きつけます。
もう一つの指標は、社内の空気です。
良い会社には、失敗した時に怒号ではなく、笑い(と反省)が起きます。
「やっちゃったか! まあ、挑戦した結果なら仕方ない。次はどうする?」
このように、失敗が許容される空気(心理的安全性)がある会社では、社員は萎縮せずに新しいことに挑戦します。
その結果、会社は成長します。
一方で、悪い会社は、犯人探しをします。
「誰がやったんだ!」
「だから言っただろ!」
この空気が流れると、社員は怒られないことを目的に仕事をし始めます。
社員の笑顔が消え、報告が遅れ、やがて大きな不正や事故に繋がります。
社員の笑顔は、単なる福利厚生ではなく、会社の安全装置なのです。
どんなに良い会社でも、退職者は出ます。
その時の去り際に、会社の真価が問われます。
悪い会社では、退職者は捨て台詞を吐いて去るか、逃げるように消えていきます。
良い会社では、退職者はこう言います。
「この会社で働けて本当に良かったです。今の自分があるのは社長のおかげです」
そして、退職後も卒業生(アルムナイ)として会社に遊びに来たり、お客様を紹介してくれたりします。
辞めた人間がファンでいてくれる会社。
これこそが、ブランド力のある本物の会社です。
良い会社とは、誰にとっての良い会社でしょうか?
株主のためでも、社長の虚栄心のためでもありません。
そこで働く社員とその家族にとっての良い会社であるべきです。
売上は、その結果としてついてくる「通知表」に過ぎません。
まずは、社員が自分の子供を入社させたいと誇れる会社を目指しましょう。
それができれば、採用の悩みなど、魔法のように消えてなくなると考えます。