「日本人からの応募が来ないから、外国人を採用したい」
「技能実習生を受け入れたい」
人手不足が深刻化する中、外国人材の活用を検討する企業様が増えています。
しかし、単なる安価な労働力の確保という動機で採用を始めると、必ず失敗します。
言葉の壁、文化の違い、そして早期離職……。
彼らに長く定着し、活躍してもらうためには、受け入れる企業側に相応の準備と覚悟が必要です。
本記事では、外国人材を「仲間」として迎え入れ、組織の戦力にするためのポイントを解説します。
彼らは仕事をするためだけに来ているロボットではありません。
日本で生活を営む一人の人間です。
住居の確保、役所の手続き、病院の付き添いなど、業務外の生活立ち上げ支援は必須です。
「仕事は教えるから、生活は自分でなんとかして」というスタンスでは、彼らは孤立し、ホームシックやトラブルの原因となります。
「空気を読む」
「背中を見て覚える」
という日本特有のハイコンテクストな文化は、通用しないと考えましょう。
「5分前行動」
「報告・連絡・相談」
といった日本企業では当たり前の習慣も、彼らにとっては当たり前ではありません。
なぜそれが必要なのかという理由を含めて、業務マニュアルやルールを明確に言語化(できれば母国語併記)して伝える根気強さが求められます。
外国人はずっと現場作業員という固定観念を捨ててください。
優秀な人材ほど、この会社で将来どうなれるのかを見ています。
日本人社員と同様に、スキルアップに応じた昇給や昇格のルート(キャリアパス)を提示することで、モチベーションと帰属意識を高めることができます。
外国人材の受け入れは、組織の多様性を高め、社内のコミュニケーションを見直す絶好の機会でもあります。
彼らを助っ人ではなく「チームの一員」として尊重する姿勢が、最強の定着対策となります。